SDGsの概要や17の目標、私たちにできることを徹底解説!
最近よく聞くSDGsとは何のこと?
会社や学校で話題になるけれど、わからなくて会話についていけない……。
そのような方は多いと思います。
SDGsはとても大標で、全てを一から自分で調べるのは大変です。
この記事では、SDGsとはいったい何なのか、なぜ必要なのかをわかりやすく解説し、
企業や学校、家庭、そして私たち一人ひとりが今日から実践できることを詳しくお伝えします。
1.SDGsは世界で達成すべき目標。言葉の意味や成り立ち、生まれた理由を解説
SDGsとは、簡単に言うと世界をよりよくし、これからも地球で生きていくために、 世界の国々が一緒に決めた約束ごとです。 2030年までに達成すべきもので、17個の目標と169個のターゲットから成り立っています。 言葉の意味や生まれた理由、重要なポイントや学ぶメリットをお伝えします。
SDGsの語源と日本語訳を解説。覚えておきたいポイントは“サステナブル”
SDGsとは、「Sustainable Development Goals」の頭文字「S」「D」「G」と最後の「s」を繋げた言葉です。
読み方は「エスディージーズ」「サステナブル デベロップメント ゴールズ」で、
日本語では「持続可能な開発目標」と訳されています。
“Sustainable”は、英単語”sustain”(サステイン)と”
able”(エイブル)が一まとめになった言葉です。
”sustain”は「(~の存在を)持続する、維持する」「(大変なことに)耐える」「(あるものを下から)支える」というイメージの言葉です。
”able”の意味は「(人が~することが)できる」です。
ですから、“Sustainable”の意味は「持続できる」になります。
”Development”は「開発、開拓」「(状況を進展させる)出来事、変化」「発展、進歩」というイメージの言葉です。
Goals”の意味は、「(達成すべき)目標、目的」です。
「持続可能な開発目標」と書くと難しい印象を受けますが、まずは元になった英単語から言葉の意味をイメージしてみましょう。
一番のキーワードはサステナブル、つまり「ずっと続けていけること」です。
SDGsが生まれたのは2015年。国連で採択された文書の途中に登場
SDGsは、ある文書の中に出てくる言葉です。
2015年の9月25-27日、ニューヨーク国連本部において、「国連持続可能な開発サミット」(第70回国連総会)が開催されました。
そのサミットにて、150を超える加盟国首脳の参加のもと、「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択されました。 (原文では「Transforming our world : the
2030 Agenda for Sustainable Development」)
アジェンダは、人間、地球及び繁栄のための行動計画として、宣言および目標をかかげました。 この目標が、17の目標と169のターゲットからなる「SDGs」です。
実際のアジェンダを見てみましょう。原文PDFの14ページに「Sustainable
Development Goals」がありますね。
我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ
このアジェンダは、国際連合に加盟する全ての国の合意により決まりました。
全35ページのアジェンダの中で、SDGsは14ページにわたって盛り込まれました。
世界にとって、それだけ重要な目標なのです。
SDGsはMDGs(ミレニアム開発目標)を引き継ぐ形で生まれた
実は、SDGsが生まれる前に「MDGs」という8つの目標がありました。
8つのうちいくつかは達成できましたが、いくつかは達成できませんでした。
そこで、MDGsを引き継ぐ形でSDGsが宣言されたのです。
MDGsとは、「Millennium Development
Goals」の頭文字「M」「D」「G」と最後の「s」を繋げた言葉です。
読み方は「ミレニアム デベロップメント ゴールズ」で、
日本語では「ミレニアム開発目標」と訳されています。
MDGsは2000年に開催された「国連ミレニアムサミット」で採択された「国連ミレニアム宣言」を取りまとめて作られました。
MDGsの8つの目標は、2015年までに達成すべきとされていました。
いくつかが達成できなかったこともあり、2015年時点の状況をもとに、よりブラッシュアップして作られたのがSDGsなのです。
SDGsとMDGsの大きな違いは4つ。民間企業や私たち個人の取り組みが必要になった
SDGsとMDGsの違いとして、覚えておきたいのは主に以下の4つです。
特に「企業の創造性や革新力への行動」が求められるようになったのが大きなポイントです。
| MDGs | SDGs | |
|---|---|---|
| 目的 | 貧餓の撲滅など開発途上国の課題を解決する | 気候変動や格差拡大など地球規模の課題を解決する |
| 方針 | 先進国が開発途上国を支援する | 先進国も開発途上国も一緒になって、環境・経済・社会の3つが調和するように取り組む |
| 主体 | 課題解決に向けて動く主体は国連や政府 | 国や自治体、民間企業や個人が一体となって、共通の目標達成に向けて行動する |
| 対象期間 | 2000年〜2015年の間に達成すべき | 2015年〜2030年の間に達成すべき |
SDGsを知ると、世界的な視野を持てるようになる
ここまで読んで、SDGsって難しそう、意識するメリットはあるのだろうか、と思われた方もいるのではないでしょうか。
確かに国連や世界と聞くと難しそうに思えますが、17の目標やその目的を理解すれば、日ごろから意識することは簡単です。
SDGsは未来をよりよくするための目標です。SDGsや世界各国の状況を知ることで、世界のことを自分ごととして考えられるようになるでしょう。
これからは、世界的な視野を持ち、国際感覚を身に着けた人が活躍できる社会になります。
SDGsを知ることで、広い世界の中で、自分の身近では何が起きているか、自分は今何をすべきかを考えることができる人になれるのです。
SDGsを知ると、世界的な視野を持てるようになる
世界といわれても、大きすぎてよくわからない。自分が何かやる意味はあるの? そう思った方もいるでしょう。
確かに地球の人口が80億人を超えたと聞くと、とても大きく感じられますよね。
ですが、例えば、一つの場所で生まれた新型コロナウイルスは世界中に拡がっていきました。
世界は繋がっています。空も海も、地球の反対側まで続いています。身の回りの空気や水は、地球上の全てに繋がっているのです。
ですから、あなたの身の回りの環境をよくすることは、世界の環境をよくすることに繋がっています。もちろん世界がよくなると、あなたの身の回りの生活もよりよくなっていくでしょう。
世界中の一人ひとりが意識して、少しずつ行動を変えていけば、未来は必ず変わります。
そこで必要になるのがSDGsです。世界中の一人ひとりが一丸となって、皆でよりよくなっていこうとするとき、私たちを導いてくれるのがSDGsなのです。
2.17の目標を個別に解説。原因や解決方法、私たちにできることを紹介
17の目標には、一言で覚えやすいスローガンのような言葉と、アジェンダに記載された正式な長めの言葉があります。
例えば目標1の場合は、一言版は「貧困をなくそう」、長文版は「あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる」です。どちらも原文は英語のため、日本語の訳し方は人によって異なります。
それでは、17の目標を実際に見ていきましょう。
それぞれの目標について、設定の背景、原因や解決方法、私たちにできることをご紹介します。